耐震性と地盤について
2019.04.01
お役立ち情報
皆様こんにちは。
白坂です。
本日は、ついに新元号が発表されましたね。
新しい元号は「令和(れいわ)」
5月1日午前0時から新元号「令和」に切り替わるとのことで、、、
さて、本日は「耐震性×地盤」について綴ります。
中古マンションをご紹介している中で、お客様から
「このマンションの耐震性ってどうなんですか?」
「新耐震基準のマンションじゃないと嫌です!」等々、お話をいただくことがございます。
「新耐震基準の建物は地震に強い」と聞くことがあるかと思います。
新耐震基準の建物というのは、1981年6月1日以降に建築確認申請を行った建物のこと。
震度6強から7に達する大規模地震で倒壊・崩壊しない建物
震度5強程度の中規模地震ではほとんど損傷しないことと定義されています。
ちなみにそれ以前の基準である旧耐震基準は、震度5程度の地震で倒壊しないことと定義されております。
建物の耐震性が重要なのは当然ですが、実は、建物自体だけでなく
建物が建っている 「地盤」 が地震による建物の破損や倒壊に大きく影響します。
地震によって、建物が倒壊する可能性が高いか低いかについて
「建物自体の耐震性が高い」+「地盤が良い(硬い)」→ 倒壊リスク低
「建物自体の耐震性が低い」+「地盤が悪い(軟い)」→ 倒壊リスク高
上記のような関係であらわすことができそうです。
地盤が軟らかいと地震の揺れが増幅し、建物倒壊リスクが高まります。
テーブルの上にプリンを置き、その上に建物が載っていると想像してみましょう。
(そんな状態は通常ありえませんが苦笑)
テーブルを揺らすと、プリンはさらに大きく揺れるはずです。
上記の考え方を考慮すると、新耐震基準だから、旧耐震基準だから
と一概に良し悪しや優劣をつけることはできそうにないですね。
地盤についてある程度の推測ができるサイトを見つけました。
あまり参考にはならないかもしれませんが、もしご興味ございましたら、、、
内閣府の防災情報のページ「ゆれやすさマップ」というものがございました。
都道府県単位での掲載ですので細かくは把握できませんが。
地盤について、私自身、道路を歩いていて無意識に見てしまうポイントがあったりします。
下水のマンホール部分が盛り上がっていて、周囲の地盤面が沈下しているような景色、、、
皆様もなんとなく見た記憶があるのではないでしょうか?
下水のマンホールは地盤面下の下水道管に接続されており高さが固定されています。
ですが、周囲の地盤面はマンホールのラインより下がっている。。。
どういうことかわかりますよね?
マンションの耐震基準については、当然ですが地震に対する安全性に注目して
考える他、税制の優遇措置に関して注目すべき点もございます。
様々な観点からお話することが重要と考えておりますので
もしご興味がございましたら、スタッフまでご質問いただければ幸いです。
長くなりました。最後までお読みいただき有難うございました。
以上、白坂でした。