たとえば、小さなワークスペースがつくるなごみ







- たとえば、小さなワークスペースがつくるなごみ -
札幌市中央区、間近にそびえる藻岩山が見せる、四季折々の表情が魅力のマンションにおけるリノベーション事例。
大きな窓からバルコニー越しに広がる藻岩山の景色と、明るい光。気持ちの良い時間が流れます。ここに住まわれるオーナー家族が心地よい和みの時間を過ごすために必要なことは何か?について検討を重ねました。
リビングの壁一面に淡いブルーの壁紙を貼り換え。そして、このリノベーション計画のテーマを表現しているともいえる部分が、画像右側の壁で囲われた部分……
リビングの一角、段差が設けられたこのスペースを覗くと……
小上がり状のワークスペースとなっています。完全に独立した部屋にする方向性も検討しましたが、リビングの一部で家族の気配を感じられるほうが、心地よい和みの時間が流れやすいと判断しました。子上がり部分には畳を敷いて、「籠り+地べた生活感」を味わうことができるようにしました。
元々和室だった部屋を大きな一部屋とすることで、明るく開放的なリビングダイニングとなりました。画像奥に見えるのは新設された壁面収納。家族共用で使うことを想定した大容量の収納スペースです。大部分には建具を設け隠せるようにして、右側は飾り棚を兼ねた可動式のオープンシェルフとしました。
キッチン・洗面化粧台・そしてユニットバスといった水回りの設備はすべて最新モデルへ入れ替え。壁の厚みを活用してつくったニッチ収納など、永い暮らしにおいてジワジワと効いてくる細かな工夫も施されています。